ジェリー・ロール - バラッド・オブ・ザ・ブロークン (ビニールレコード)

ジャンルを超越したアンダーグラウンドの巨人シンガー/ソングライター/ラッパー、ジェリー・ロールが、ニューアルバム『Ballads of the Broken』をリリース。内省的な10曲入りアルバムは、彼の現在の人生と成長を、個人的にも音楽的にも深く掘り下げており、アルバム全体で1節を除いてラップをしていないのはこれが初めてだ。アルバムの各曲を自分で書き下ろしたジェリー・ロールは、「より中心に据えた感情的な空間」を見つけ、「生々しく遠慮のない詩を取り上げ、カントリー、ロック、ヒップホップの要素を彼独自のスタイルに融合させている」（ビルボード）。顔にタトゥーを入れピアスをした屈強な元受刑者から、傷つきやすく感情的であることは想像できないかもしれないが、『Ballads of the Broken』は、内省と痛みに深く根ざしている。このプロジェクトは、人間関係、薬物、精神衛生、そして人生全般に関する自身の経験と苦悩を基に、苦難を乗り越えて立ち直ったものの、まだ道のりは長いことを知っている男性の物語を語る。