フォガット - ラスト・トレイン・ホーム (ブルー・ビニール)

これはフォガットの唯一の「ブルース」アルバムです。「Last Train Home」は彼らのブルースのルーツへのトリビュートです。ここに収録されているエルモア・ジェイムスの曲のカバー、「Shake Your Money Maker」と「It Hurts Me Too」は、ブライアン・ジョーンズからオールマン・ブラザーズ・バンドのサザン・ロックまで、あらゆる人に影響を与えたスライド・ギターの王様への敬意を表しています。マディ・ウォーターズに匹敵するのは難しいですが、「Louisiana Blues」のような曲で彼を讃えることができるのはうれしいことです。そして、「In My Dreams」と「Good Good Day」の最後の2曲で、86歳のエディ・「ブルースマン」・カークランドのユニークな登場を聴くのは楽しいことに異論がある人はいないでしょう。ただし、すべてがブルースのカバーというわけではありません。 「Born for the Road」「Last Train Home」「495 Boogie」などのブルースのオリジナルには、フォガットの心と魂であるブルースの影響を受けたロックの雰囲気が漂っています。